完全制御型の植物工場の利点と問題点・・・

完全制御型植物工場
土なしで、室内で蛍光灯と栄養液を使って野菜を育てる「野菜工場」に注目が集まっています。天候に左右されない収穫と、完全無農薬がセールスポイントになっています。まだコストがかかるため露地栽培の野菜より価格が高めですが、年に数回しか収穫できない野菜と比べると月に2回ほどのサイクルで収穫できる野菜工場は大きなビジネスチャンスとして取り組む企業も増えています。このノウハウや施設も昨年より南極の昭和基地に導入されたそうで、冷凍ものの野菜しか口にできなかった隊員から絶賛されているようです。

完全制御型の植物工場とは、外部と切り離された空間で、人工的に制御された環境、蛍光灯などの人工的光源や、温湿度調整のための各種空調設備、無農薬野菜を成長させるための養液培養による生産が行える植物工場のことをさします。

通常の農家が行っている露地栽培と比較してもさまざまな利点があります。

◎収穫時期の調整や、収穫回数を調整でき、安定供給が可能・・・
屋内の閉鎖的空間で、土を利用せずに養液栽培で、光、温度などの環境もコントロールできるため、冷夏、暖冬や台風などの自然から受ける影響を受けることがありません。
また病原菌や害虫の被害にあうことも防げます。そのため一定の量、形や味、栄養素などの品質、そして価格での供給が可能という自然栽培と比べようもない有利な特徴があります。
 さらに高い安全性も保障されます。
病原菌や害虫を完全に防げるために、予防・駆除という作業と農薬を使う必要がありません。そのため無農薬による安全な生産が可能となります。
細菌数が土壌栽培に比べ圧倒的に少なく、土の付着による汚れもないため、洗浄の必要がなく、そのままで食べることができます。このことは手間や水道費を削減し、コストを大幅に下げられるという利点につながります。
必要なときに必要な量が供給できることで、通常販売はもちろん、外食産業においても有力な食材供給先として利用されます。
コンビニエンス・ストアなどで販売されているサンドウィッチや高級焼肉店の手巻き用野菜など野菜工場産の野菜はすでに定着しているそうです。

◎連作障害がないため高速生産が可能・・・
養液栽培で成長させ、土壌での栽培によらないため、植物の連作障害を起こしません。そのために土壌栽培の問題であった連作が可能になっています。
さらに光の強さや日長、温度や湿度、培養液成分や二酸化炭素濃度をコントロールすることで、その植物の生育にとって最適な環境を作り出すことができ、成長を促進させることができます。結果、短期間で出荷可能な状態まで育てられ、年に十数も収穫することも可能になっています。

◎場所の高度な利用が可能・・・
植物の成長過程の大きさに合わせて苗を移動させることにより、栽培がに必要な最大密度の栽培が可能になり、棚状などの効率を考えた斜め配置など、複数段配置することにより、土地の利用効率を飛躍的に高めることが可能となります。

◎作業労務上のメリットが大きい・・・
栽培技術をマニュアル化でき、農業知識が乏しい作業員でも作業ができます。また、労働環境が土壌作業に比べ軽減されるので、高齢者や障害者による作業も可能となります。


問題点

◎工場設置の費用で、高額の初期投資が必要・・・
工場を設置するためには、各種設備をそろえる必要があり、高額の初期投資が必要となります。
また稼動していくための(植物の育成のための光源、蛍光灯、発光ダイオードなど)電力費や光源から発生する熱の冷却、その他適温の維持のための空調費など維持に必要な経費が高い・・・

◎採算が合う植物が少なく、栽培品目が少ない・・・
高額な生産費用により、採算の合うものが限られているのと、養液栽培が可能な品種の中でも、現在商品として生産されているものは、リーフレタスなどの葉菜類や、一部のハーブ類しかないというのが現状です。
「Green Flavor グリーンフレーバー」公式サイト
水耕栽培によるみらいの野菜と、各種サラダ素材を扱う野菜専門店の紹介
posted by ヤサイファクトリー at 16:16 | Comment(49) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

植物工場では野菜が年20回以上も収穫・・

野菜工場
植物工場(しょくぶつこうじょう)とは、閉鎖的または半閉鎖的な空間内において、主として植物を計画的に生産するシステムのことです。
安全な食料の供給、食材の周年供給を目的とした、環境保全型の生産システムで、この管理の元に栽培する方法を工場栽培と呼ばれています。

植物工場には、閉鎖環境で太陽光を使わずに環境を制御して、周年・計画生産を行う「完全人工光型」の施設と、温室等の半閉鎖環境で太陽光の利用を基本として、雨天・曇天時の補光や夏季の高温抑制技術等により、周年・計画生産を行う「太陽光利用型」の施設の2種類があります。

通常は養液栽培で植物を生育させ、自然光または人工光を光源とし、二酸化炭素施用により二酸化炭素飢餓を防止しています。
農地法により、企業として農地の取得が極めて困難なため、通常の土地に植物工場を建設し、農作物を栽培をするというケースが増えています。
第171回国会で農地法改正の審議が行われ、一般の株式会社、NPO法人など、農業生産法人以外の法人であってもリース方式で農地の権利が取得できるようになるようになるため、今後、企業の農地上への参入がしやすくなると期待されています。
近年では大手企業が野菜を育てる植物工場を経営しており、野菜工場という名称で認知度が広がっています。(カゴメ等・・)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋
posted by ヤサイファクトリー at 16:15 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

水耕栽培

すいこうさいばい(hydroponics)
養液栽培のうち土など固形培地を必要としないもののことで、水耕(法)、水栽培などとも呼ばれています。
農業ではいろいろな栽培に利用され、根菜類など今まで不可能といわれていた植物にまで可能となっています。近年では園芸においても栽培によく利用されています。
超かんたん水耕栽培いつでもレタス!
水栽培の観察
土で栽培する方法では、球根からの発芽や根の状態などは地中で行われるため観察できませんが、水耕栽培では視認性が高く、これらの過程がよく観察できるため、成長過程を見て楽しむことができます。
また、鉢植えでは土壌の扱いに手間がかかりますが、水栽培では土に比べるととても容易で扱いやすい特徴があります。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考
posted by ヤサイファクトリー at 17:18 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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